[N3文法]〜に対して(対象)

中級
例文
  1. 先生に対して失礼なことばを使わないでください。
  2. 母はいつもに対して甘すぎる。
  3. 私は今の会社に対して何の不満もありません。
  4. 首相は記者の質問に対して何も答えなかった。
  5. 市民は消費税増税に対して抗議した。

接続

N  に対して

意味

AはBに対してC
AはBCする

解説

Bには人やこと、Cには動作や態度がきます。
A(人)のBに向かう動作や態度(C)を言うときに使います。

ポイント

「〜に対して」は「〜に」と交換できる場合が多いです。(「〜に」vs「〜に対して」)
 ○ 先生に対して失礼なことばを使わないでください。
 ○ 先生失礼なことばを使わないでください。

「〜をV」の形になる動詞では使えません
 ○ タロウはハナコ愛している。
 × タロウはハナコに対して愛している。

「〜にV」の形になる動詞でも、相手に直接触るという意味の動詞には使えません
 ○ タロウはハナコの髪触れた。
 × タロウはハナコの髪に対して触れた。

「AはBに対しC」「AのBに対するC」「AのBに対してのC」の形もあります。

「AはBに対しC」
例文6.ご迷惑をおかけした皆様に対し、深くお詫び申し上げます。

「〜に対して」よりも硬い場面で使います。

「AのBに対するC」「AのBに対してのC」
例文7.コンビニでアルバイトしているサラさんのお客さん{に対するに対しての}サービスは素晴らしかった。
例文8.最近の若者は政治に対するに対しての}関心が弱くなった。

「〜に対する」「〜に対しての」は同じように使えます。どちらもCには名詞が接続します。

意味が似ている文法

「〜にとって」
「〜について」
「〜に関して」

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