
2024年4月から日本語教師が国家資格になったよ!
国家資格としての名称は「登録日本語教員」。
どうすれば登録日本語教員になれるのか解説していくよ。
「登録日本語教員」って、どんな資格?
日本に住む外国人が年々増えています。
そこで、日本の政府は外国人がより日本で住みやすくするためにいくつかの政策を行います。その一つが、日本語教育の質の確保をするための「登録日本語教員」という資格です。
在留外国人の推移 ※2023年のみ6月末時点の人数


コロナ禍を終えた2022年以降、人数が増えているね。コロナ前よりも多いよ。
在留外国人の在留資格

留学や仕事のために日本に来た外国人が日本語を勉強するために通うのが日本語学校です。
その日本語学校で日本語を教えるための資格として「登録日本語教員」が創設されました。

2024年4月から2029年3月まで経過措置の期間がとられているよ。
現役の日本語学校の先生ものこの5年の間に「登録日本語教員」の資格を取らないといけないんだよ。
どうすれば「登録日本語教員」になれるの?
「登録日本語教員」は、国籍や年齢、学歴に関係なく誰でもなることができます。ただし、日本語を教えるためにはその知識と教える力が必要です。
方法1.日本語教員試験+実践研修
日本語教員試験は、大きく基礎試験と応用試験に分かれています。この試験に合格したあと、登録実践研修機関と呼ばれる国に登録された機関で実践研修を行い、修了証をもらいましょう。その後、ウェブ上で登録の申請すれば、登録完了!


ここでいう実践研修というのは、実質、実技試験のような位置付けだね。
知識や能力がある人がはこのルートが最短!
方法2.養成機関を修了+応用試験
養成機関には2つの種類があります。
一つ目は、登録日本語教員養成機関と登録実践研修機関が一体型になった機関です(旧文化庁受理420時間の講座)。この機関は、講座の中に実践研修が組み込まれています。
もう一つは、登録日本語教員養成機関のみの機関です。実践研修が講座に組み込まれていないため、別の機関で実践研修を受ける必要があります。


登録日本語教員になるための勉強をイチから始めたいという人は、2つの機関が一体となった機関で勉強するのがおすすめだよ。
この内容は、文化庁HP『登録日本語教員の登録申請の手引き』を簡略化してまとめたものです。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/94029001_01.pdf

