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たこうさ先生
お金を表す接尾辞(-費、-代、-賃、-料)の使い分けは
日本語を勉強している人にとって大変!!
どうやって使い分けるのか、見てみよう〜
ことばの例
–費 | 学費、食費、寮費、生活費、光熱費、交際費、治療費、共益費、交通費、教育費 |
–代 | ガス代、コピー代、電気代、水道代、食事代、修理代、ガソリン代、お菓子代、(バス代、タクシー代) |
–賃 | 船賃、バス賃、工賃、家賃、手間賃 |
–料 | 授業料、使用料、サービス料、キャンセル料、送料、出演料、慰謝料 |
解説
-費
例
学費、食費、寮費、生活費、光熱費、交際費、治療費、共益費、交通費、教育費
接続:N+費
「-費」のイメージ:大きい分類に使われます。中に小さく分かれたものが入っているイメージ。
![](https://takousa.com/wp-content/uploads/2022/01/費-1024x389.png)
-代
例
ガス代、コピー代、電気代、水道代、食事代、修理代、ガソリン代、お菓子代、(バス代、タクシー代)
接続:N+代
「-代」のイメージ:〜のために払う(払った)お金。〜の代わりに払うお金」
![](https://takousa.com/wp-content/uploads/2022/01/代-1024x367.png)
特徴:Nに色々なことばを使うことができます。新しい言葉(辞書に載っていないことば)をつくるのが簡単です!(例)コーヒー代、靴下代、テレビ代
-賃
例
船賃、バス賃、運賃、工賃、家賃、手間賃
接続:N+賃
「-賃」のイメージ:人にしてもらったことに対して払うお金。
![](https://takousa.com/wp-content/uploads/2022/01/賃-1024x655.png)
特徴:「-代」と違って、決まった言葉としか接続しません。
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たこうさ先生
「賃」には「やとう」という読み方もあるよ。
だから、人に何かをしてもらってお金を払うというイメージだね。
-料
例
授業料、使用料、サービス料、キャンセル料、送料、出演料、慰謝料
接続:N+料 (N:「ます」をつけると動詞になるもの)
「-料」のイメージ:一定に決められたお金。(あらかじめはかって、金額を決めた!)
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たこうさ先生
「料」という漢字は、「米」と「斗(ます)」でできているから、
「米をますではかる」→「料る(はかる)」という読み方もあるよ。
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