[N3文法]〜として

中級
例文
  1. 私は留学生として日本に来ました。
  2. ジョンさんは学校の代表としてコンテストに出ました。
  3. 彼女は歌手としてだけではなく、俳優としても有名です。
  4. 富士山は日本で最も有名な山として知られています。
  5. 京都は観光地として人気があります。

接続

N  + として

意味

AはBとしてC
AはBという立場・カテゴリーでCする/Cだ

解説

「AはBという立場・カテゴリーでCする/Cだ」と言うときに使います。
A=Bになります。

ポイント

Cには行為や状態を表す動詞評価を表す形容詞・名詞がきます。
 行為や状態を表す動詞例:暮らす、参加する、知られている、好かれている
 評価を表す形容詞・名詞例:有名だ、珍しい、残念なこと

日本語教師
日本語教師

「〜として」は学生の誤用が多い文法!
用法もいくつかあるので例文や問題をよく検討して授業に挑みましょう!
上の用法のほかに、次のような用法もあります。

例文

6.ジョンさんは日本語をコミュニケーションツールとして使いこなしています。
7.日本人は米を主食として食べます。
8.困っている人を助けるのはとして当然のことです。
9.この件に関しまして、当社としてはお答えしかねます。

例文6.ジョンさんは日本語をコミュニケーションツールとして使いこなしています。
例文7.日本人は米を主食として食べます。

AはBをCとしてDする」(B=C) 日本語=コミュニケーションツール/米=主食
  「BをCだと位置付けてCする」と言うときに使います。

例文8.困っている人を助けるのはとして当然のことです。
例文9.この件に関しまして、当社としてはお答えしかねます。

AはBとしてCする/Cだ
  「Aということは、Bの観点からCする/Cだ」とCで判断を言うときに使います。

意味が似ている文法 ここが違う!

「〜にとって」
「AはBとしてC」では、Cでよく動詞が使われます。「AはBにとってC」では、Cで動詞を使えません。
 ○ 私は留学生として日本に来ました。
 × 私は留学生にとって日本に来ました。

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